デイリーポータルZでカモのエクリプス講座が紹介されました [web鳥見]
期間限定!渡ってきたばかりの地味なカモ「エクリプス」を見る - デイリーポータルZ
http://portal.nifty.com/kiji/171129201328_1.htm
今年のシーズンは天候不順で、この記事の取材の日も天候が悪く、地味な企画に地味な天気で地味なガイドが案内する感じになりました。実際に観察に出かけると本当に地味でマニアック感があると思います(笑)
過去の写真から、ホシハジロ。こっちはもう生殖羽になってますね
こちらのハシビロガモはまだエクリプス
今年の講座は、11/3にしか開講できませんでしたが、また来年も開講する予定ですので、受けたい登録をお待ちしております。
渡ってすぐのカモを見分けよう!カモのエクリプス観察講座
渡りの始めにだけ見られる、地味な色のカモを見分けるマニアックな企画。モニターを見たりガイドの解説を聞きながら、もっとカモのことが分かります
講師:白井 剛(鳥類生態学、都留文科大学・和光大学非常勤講師
https://www.street-academy.com/myclass/2346?conversion_name=direct_message&tracking_code=697edd01a2d94799b192693f51655745
また、冬の講座はこちらの2つを計画しています。次回は冬鳥観察講座を計画していますので、合わせてよろしくお願いします。
秋から冬の野鳥をもっと楽しもう!身近な冬鳥観察講座
野鳥博士が街ナカや街の近くの林・水辺を歩いて出会える野鳥の生態や行動を解説。散歩や街歩きで見かける鳥が分かるとより楽しくなりますよ!
https://www.street-academy.com/myclass/2877?conversion_name=direct_message&tracking_code=684a8c351ccf2f8e90a052e2ac8de7b6
浜離宮恩賜庭園でカモの見分け方と鴨場の歴史を知ろう
都会の庭園にどのくらいの種類のカモが集まると思いますか?見分けられるともっと野鳥を楽しめます。鷹狩りの場だった鴨場の歴史も学びましょう
https://www.street-academy.com/myclass/1467?conversion_name=direct_message&tracking_code=b8be2a1ab32a07ac72194954b5ec488a
私が開講する教室のページはこちらからご覧下さい。
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決定版 日本のカモ識別図鑑: 日本産カモの全羽衣をイラストと写真で詳述
- 作者: 氏原 巨雄
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2015/11/02
- メディア: 単行本
アオサギコロニーの密度依存の研究 [web鳥見]
こちらは2013年3月10日の多摩動物公園のアオサギコロニー
内容は多摩川中流域で16年にわたってコロニー創成期から巣数をカウントし、巣数の増加に密度依存があることと、密度要因に繁殖成功率や繁殖期間などのパラメータに関係があるかどうか調べたものです。
実際には巣の数は2007年をピークに頭打ちになる密度依存の増加となりました。おそらく利用できる資源に限りがあるからでしょう。また巣数の増加に伴って繁殖期間が伸びたり、1巣あたりの巣立ちヒナ数の減少、コロニー全体の繁殖開始の早まり、個々の巣の繁殖開始日のバラつきが大きくなったりしていることが分かりました。
また、個々の巣の繁殖開始日と繁殖日数を比較すると、早く繁殖を開始したものほど、繁殖期間が長くなる傾向がありました。営巣日数はあまりそのような傾向が見られなかったことから、繁殖期の最初はつがいの相互関係や、つがい外交尾の可能性があるため、コロニーでの繁殖は落ち着かないのかも知れません。
それから個々の巣の繁殖開始日と巣立ちヒナ数も比較したところ、早く繁殖を始めたものほど、巣立ちヒナ数が増える傾向がありました。繁殖の経験が長いものほど早く繁殖を始めて、ヒナも多く巣立たせられるのかも知れませんが、本当にそうなのかは分かりませんでした。
コロニー創設期から繁殖地を観察して巣数や繁殖成功率などを記録し続けた研究はあまりなかったと思います。やや長期で繁殖コロニーを観察していると、コロニーがこれから大きくなるか/安定するかについての予測が立てられるかも知れません。
論文はオープンアクセスなので、本文は下記から自由にご覧頂けます。
http://www.hindawi.com/journals/ijz/2013/404065/
日本鳥学会09年大会は函館 [web鳥見]
覚え書きということで、大会ホームページは下記に。
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~s16802/osj09top.html
大会では、プロの研究者からアマチュアの方まで、生態から分子の分野まで様々な鳥の研究発表があります。また、バイオロギングに関するシンポジウムや、DNA分析に関する「鳥の学校」企画もあるそうです。
コウノトリは浮気する [web鳥見]
幸せの鳥、実は浮気性?=「一妻二夫」「一夫二妻」観察−兵庫コウノトリの郷公園(時事通信) - Yahoo!ニュース
国の天然記念物コウノトリの繁殖や野生化の研究を行っている兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)。今年はこれまでに8羽のひなが生まれ、巣立った。繁殖行動の観察では、「浮気」が確認されるなどの新たな発見もあり、同公園はさらなる生態解明に向け研究を続けている。
サギ類やその他の一部の鳥でも、浮気というか、つがい以外の相手と交尾することは知られています。コウノトリもそうだったんですね。標識をつけていたから見つかったということでしょう。
凧やバルーンで空撮 [web鳥見]
かながわ瓦版/鳥の目ワールド活写 : 神奈川新聞の連載 : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞
風船や凧駆使し撮影 日の出とともに田園を駆け抜ける列車、建物2階の奥座敷から眺めたように撮られた梅、火山の噴火口…。バルーン(風船)などを駆使し、思いのままの高さで撮影する写真家・渡辺隆さん(62)=鎌倉市長谷=の作品だ。独自に改良を重ねた撮影装置で、「鳥の目」の世界を切り開いている。
これなら、比較的簡単に空撮ができますね。よく、ラジコングライダーとか、ラジコンヘリコプターとか使って空撮をする人を見聞きすることはありますが、これなら、それほど投資や飛行技術はいらないかもしれません。機会があったら、その技術を教えてほしいですね。
日本鳥学会2008年度大会のホームページ [web鳥見]
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/osj-2008/index.html
棒?が刺さったアオサギ [web鳥見]
徳島で矢アオサギ?のニュースです。
“棒”に貫かれたアオサギ…徳島で救出作戦 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
“棒”に貫かれたアオサギ…徳島で救出作戦 徳島県阿南市の桑野川沿いで、体に細長い竹のような棒が刺さったアオサギが見つかった。弓のような道具を使った可能性もある。発見から約2週間。今のところ、羽を広げて飛んでいるが、衰弱するおそれもあり、県が〈救出作戦〉に乗り出した。
保護して棒を除去しようとしているそうですが、捕まえるのはまだ難しいと思います。かなり警戒心のある鳥で、個体により、またいる場所によっては早く逃げてしまうこともあります。かわいそうですが少し弱ってくるのを待つか、エサなどで慣らして捕まえる(ちょっと長期戦ですが)などするしかないと思います。
朝日新聞にも写真が載っていましたが、棒のようなもの(枝?)の切り口がよく見えないので、人為的かどうかは分かりません。捕獲作戦の成功を祈りたいと思います。
Yahoo News 毎日新聞の記事↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071227-00000129-mai-soci
※追記:毎日新聞にはアオサギの体長が50cmなどと書かれており、これは胴体の部分のことを言っているのかもしれませんが、正しくは全長(嘴から尾の長さまでを測る)で、90〜100cmぐらいあるはずです。
※追記2:NTV系動画ニュースから
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20071228/20071228-00000060-nnn-soci.html
伝書鳩も日通 [web鳥見]
日通の、新幹線車両の輸送のCMがTVで放映されているのを見て、日通のホームページを見ていたところ、迷い伝書鳩の輸送サービスがあるのを見つけました。
伝書鳩お届けします
毎年、春と秋に主に集中して行なわれる伝書鳩レース。年間に約160万羽の伝書鳩が参加します。ところが、そのうちの約38%にあたる60万羽近くが帰巣できずに、迷子になってしまっています。
鳩だって、やっぱり可愛がってくれたご主人の元に戻りたい筈。
(中略)
日通では、そんな迷子になった鳩たちを、飼い主の元に届ける『迷い鳩』サービスを始めています。
鉄道車両の陸送(タイヤを台車の代わりにつけてトレーラーで引っ張る)や、貴重な絵画や美術品の輸送、重量のあるものの輸送などで登場し、何でも運んでくれるイメージの日通ですが、伝書鳩も運んでいるのは知りませんでした。迷い鳩なら飼い主に送料の請求がいくので、保護した人は費用を払わなくていいそうです。
※日通の宣伝ではありません(汗)