野鳥と木の実ハンドブック/叶内 拓哉(著) [読書(鳥関係)]
鳥の図鑑は沢山ありますが、木の実と鳥の関係という図鑑は珍しいと思います。
この図鑑は、木の実の方をメインにして、この実を食べるために訪れる鳥を紹介しているというものです。木の実の種類は、見出しになる種類だけで約80種類。実の色別に掲載されていて、ご存知のように、赤い実が半分位を占めていますが、他には黒、青、紫、茶色と分かれており、野外で使うには便利だと思います。実のつく樹木図鑑としても使えそうです。
もちろん木の実を食べている証拠写真(?)もたくさん掲載されていて、写真にない種類でも、食べる鳥のおおまかな種類も掲載されています。カラ類やツグミ、アトリ、ヒヨドリ、ハト、メジロといったお馴染みの種類が多く登場しますが、キツツキも小型の実を食べているようで、これは知りませんでした。あと、実の成り年、不作の年といった状況によって、食べる種類は変わるかもしれませんね。
それから、この本では、作者が実際に実を食べてみて、味を確かめている種類もあります。人間にとって甘い実はもちろん、全然味がしない実もあるそうです。あと毒のある実も掲載されています。味のしない実は、鳥にはどんな味に感じるのでしょうか?鳥に聞いてみたい気もします。
内容は、実際にご覧頂くことにして、鳥をあまり知らない人にも、木の実の見分けがつかない人にも役立つ1冊だと思います。
植物にも興味があって写真を撮ったりしていますが、花の検索ができるサイトはあっても実から調べるのは難しいです。この本があれば便利ですね。でも単行本ということはサイズが大きいのでしょうか。持ち歩くには小型の方が・・・。
by usamimi (2007-01-21 12:29)
usamimiさん、大きさはご心配なく。新書ぐらいの大きさで、あまり厚みもないので、携帯するのに便利ですよ。
by aosagi (2007-01-21 19:58)
新書ぐらいならいいですね。本屋で探してみます。情報ありがとうございました。
by usamimi (2007-01-22 00:08)
usamimiさん、ちなみに画像はamazonへのリンクなので、ココからでもレビューを見たり買えたりします(汗
by aosagi (2007-01-22 00:55)