地べたで再発見! 「東京」の凸凹地図/東京地図研究社(著) [読書]
大型本の紹介が続き、読書はどこ行った、って感じですが、もう一冊紹介。
これを書店で見たときには驚きました。某博覧会で見た「飛び出す画像」の再来です。
さっそく開いてみると、付属の眼鏡で航空写真を見て立体視できるように加工された写真が掲載されています。東京都内はビルだらけ。ビルの高さの違いはよく見えますねぇ。なんといっても、ビル屋上と1階との高さの差が200m以上ある建物もあるわけですから。
一方、陸地の凸凹は、心眼をもって見るべし、といった感じです。ま、東京は台地と低地でできている、というのが分かれば良いということでしょうか。いかに建物が多くて、地面のリアルな高さが見えないか、という気もします。ただこの本の最初の方にある、多摩丘陵の凸凹は、よく凸凹しているなぁ、というのが分かります。
読み物の方は、地形の専門家だからでしょうか、充実しています。なぜ、東京は坂だらけか、とか、なぜ、地下鉄は地上に出てしまうのか、など、分かりやすいです。
私も、東京中、歩いたことがありますが、凸凹だらけ。赤坂や四谷のあたりとか、本郷のあたりとか、渋谷とか、坂が多いですねぇ。もちろん川と海(!)の浸食で形作られてきたわけですが、谷が分かれば、見えない川が見えてくる、という気にさせる1冊かもしれません。
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