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浜離宮恩賜庭園「庭屋一如」特別ガイドで燕の御茶屋を見学しました [日記]

2016年11月2日に、浜離宮恩師庭園であったこの特別ガイドに参加し、ボランティアガイドさんの案内で、回遊式庭園の園内を将軍やその家臣などの庭園の楽しみ方で楽しみ、また今回特別に燕の御茶屋と松の御茶屋からの庭園も楽しんできました。

園内を楽しむ特別なガイド 庭屋一如(ていおくいちにょ)
浜離宮恩賜庭園 「将軍が楽しんだ浜御庭をめぐる」
https://www.tokyo-park.or.jp/announcement/028/detail/35835.html

庭屋一如とは「庭と建物一つのものの如し」という庭園と建物の調和を表し、ひいては自分と庭とが一体となることも指すそうです。普段は御茶屋に入らず、庭園だけ歩いて楽しむところ、今回は建物からの眺めを楽しむという、庭園本来の楽しみ方を楽しむことができました。

で、今回は、普段内部が公開されていない燕の御茶屋の中を見学できるということで、参加しました。

大手門から将軍御成の道を歩いて潮入の池のほとりに復元された燕の御茶屋へ。数奇屋風書院造りとなっています。
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中から中島橋を見たところ。
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欄間には霞の透し彫りが入っています。
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そして、釘隠しとしてツバメの釘隠しがついています。24個。明治時代の記録と発掘された現物から再現されたものだとか
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再現されたのとはいえ、立派なもので、いくつもパターンがあります。柱は北山杉。
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こちらが上段。殿様が座られた間で、畳縁は麻の布が使われているそうです。壁は大坂土の土壁です。
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奥の三角地袋の小襖は白磁の陶板でできているそうです。
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こちらの小襖は紙です。
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上段から見た潮入の池。お伝い橋から中島の御茶屋の眺めも美しいですね。左の窓は下地窓で、わざと土壁の一部を塗り残して、藤蔓を絡ませてあります。
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建物の中には器や飾り物を置く棚も。拭き漆仕上げ。
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天井の板も綺麗
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縁からの眺めも広々としていいですね。アクリルの窓は現代に保護のために取り付けられたもの。
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縁の屋根。
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燕の御茶屋の内部には滅多に上がれないので貴重な体験で、建物はすべてを忠実に再現しているので、間近ですばらしい仕上げのものを見ることができて良かったです。11月4日にもあるそうですので、興味のある方はぜひ。
(松の御茶屋は毎週木曜日にお茶付きの見学会があるそうです。)

普段のボランティアガイドも、建物には入らないものの、庭園を一周しながら楽しみ方をガイドしていただけるので、ぜひこちらもどうぞ。

浜離宮恩賜庭園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html

※カモの時期は私がストリートアカデミーでのカモ観察ガイドもやってますので合わせてよろしくお願いします... (庭園のことは、上のボランティアさんのガイドの方が詳しいです)

 浜離宮恩賜庭園でカモの見分け方と鴨場の歴史を知ろう
 https://www.street-academy.com/myclass/1467
 






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